1.SNSの魅力は全員参加型コミュニティ!
SNSは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの頭文字をとったもので、ネット上に形成する招待制・登録制などのコミュニティを指します。
インターネットメディア総合研究所の調べによると、2007年2月から2007年5月にかけて日本国内の主なSNSである「mixi」、「モバゲータウン」(オンラインゲームが楽しめる携帯SNS)など、15サイトのSNSの2005年度の市場規模は約12億円、2006年度の市場規模は約90億円と推計され、対前年度比7.5倍と急成長していることが分かります
SNSのユーザー数も、2007年3月末時点で、国内SNSに登録している延べユーザー数は、約2,300万人と推計され、2007年5月時点でmixiは、ユーザー数が1,000万人の大台に載ったと発表、モバゲータウンは、500万人を突破したと発表しました。
このように驚異的な成長を遂げているSNSですが、急成長の要因として、全員参加型のコミュニティが挙げられます。
たとえば、mixiには、マイミクシィ(以下マイミクと呼ぶ)という機能があり、相手の承諾を得られれば、自身の知人リストに追加できます。マイミクの書いた日記がサイトの上の方(目立つ場所)に時系列で表示されます。
このように、知人の日記を自身のサイトで自動的・積極的に紹介するしくみ(全員参加型)になっているため、日記を書くモチベーションの向上につながっています。
また、自身が日記を書かなくても、マイミクの日記を閲覧するために自身のサイトを開く機会も増え、SNSが活性化されます。ブログのように自身が日記を書かなくてはならないという使命感もあまり感じる必要ありません。
SNSの重複登録を差し引いた純ユーザー数は約1,800万人、少なくとも月に一度はSNSを利用するアクティブユーザー数は、約1,500万人と推計され、ユーザー数に対するアクティブユーザー比が83%と、総務省2005年5月調べによるブログの28%を大きく上回っていることからも、SNSがユーザーにとっていかに魅力的なメディアであるかということが実証されています。
2.SNSを継続し、週末起業を加速させるためのステップ
アクティブユーザー比の高いSNSですが、中にはSNSを始めたばかりで、どのように使いこなせば良いのか戸惑う人もあるようです。ここでは、招待制のmixiを例に、アクセス数を向上させ、週末起業を加速させるための基本ステップを紹介します。
@プロフィールを詳しく書く
知人から招待され、mixiに参加後最初にやることは、プロフィールを詳しく書くことです。 できれば写真を掲載し、本名も明かした方が信頼を得やすくなります。週末起業という事でそれ が難しい場合でも、自身の人となりやどのようなスキルがあるか(何ができるか)など、できる だけ詳しく書いてサイトの訪問者にアピールすることが重要です。
Aマイミクを増やす
前述のとおり、情報発信した内容をマイミクに読んでもらえるので、できるだけマイミクを増や し(999人まで可)、露出の機会を増やしていきましょう。
最初の内は、招待してくれた知人のマイミクの中から自身の知り合いを探し、マイミク依頼をして増やしていくのが良いでしょう。
SNSに慣れてきたら、自身のビジネスの見込み客やパートナーになってくれそうな人を検索したり、自身のサイトを誰が訪れたかが分かる「足あと」機能を利用したりして、何らかの興味を持ってくれた人と、メッセージのやりとりなどを行った後、積極的にマイミク申請を行いましょう。
プロフィールがしっかりしていれば、かなり高い確率で申請は承認されます。
マイミクを増やす際の注意点としては二つです。相手に自身のサイトをみてもらう目的で、機械的に「足あと」を残すツールが販売されていますが、運営者側にばれると、IDを抹消されてしまいますので、利用しないことをお勧めします。
また、相手のプロフィールをよく読んで、ビジネスとしてお互いにプラスとなる関係を築くことのできそうな人に申請するように心がけましょう。
B「コミュニティ」を形成する
コミュニティは、掲示板を利用して商品やサービス、関心ごとなど、ビジネスに関して他のメンバーと情報共有ができます。
日記を書くのは苦手でも、コミュニティを活用してビジネスにうまく結び付けている方もいます。
たとえば、週末起業のネタが決まっている人は、ネタに関連したコミュニティを立ち上げて、見込み客を集めることができます。商品・サービスの販売を検討中の人は、テストマーケティングにコミュニティを利用するのも有効です。コミュニティからホームページへ誘導して、商品・サービスを購入してもらうこともできます。
コミュニティの参加者を増やすのに一番効果的な方法は、「コミュニティリンク」を活用することです。コミュニティリンクは、他のコミュニティから自分のコミュニティにリンクを張る機能です。相手がリンクを許可していることが前提となります。
「足あと」を利用し、自身のサイトを訪れた人に、コミュニティへの参加依頼をする方法もあります。また、プロフィールでもコミュニティのPRをしっかりとやっておきましょう。
C「ニュース」に日記を書く
mixiでは、新聞社などが提供している様々な分野のニュースをカテゴリ別に紹介しています。自身のビジネスに関連の深いニュースに関して、日記(コメント)を書くことができます。
ニュースに日記を書くことで、そのテーマに興味を持っている人が多く自身のサイトを訪れますので、サイトのPRに効果的です。
3.SNS活用事例の紹介
ここでは、3つのSNS活用事例を紹介します。
@ネットからリアルへの誘導
mixiのハンドルネーム「えろし」さんは、本業は印刷会社にお勤めです。ネットを利用したビジネスの無限の可能性に目をつけ、mixiで知り合った様々な分野の専門家などと、情報共有を目的とした懇親会を月一回のペースで開催して交流を深め、本業に有機的に結び付けています。
懇親会では、情報共有だけでなく、ビジネスマッチングも行われていて盛況とのことです。普段ネットでしかやりとりのない人同士が、リアルで繋がったときの親近感は絶大なものがあり、懇親会をより親密なものにしています。
「えろし」さんは、自身の独立のための足がかりとしても、懇親会を育てていきたいとのことです。
この事例で、ネット(SNS)をきっかけに知り合い、実際に対面する(ネットからリアルへ誘導する)ことで、ビジネスチャンスが拡大することが、おわかりいただけたと思います。
Aテストマーケティングに活用
楽カジサポーター「mayu&nina」さんを紹介します。
mayuさんは、週末起業歴9ヶ月、週末起業でインテリアコーチング・インテリアコーディネーターをしています。ninaさんは、建築設計事務所を個人事業として主宰する傍ら、「片付け/収納」に興味を持ち、現在、家事代行のパートをやっています。
二人が知り合ったのは、only1.beという女性だけが入会できるSNSです。お互いのマイメイト(マイミクと同機能)に紹介してもらい、メールのやり取りの後、実際に会って話をし、「何か一緒にやりたいね」と意気投合したのがきっかけです。
only1.beは、女性起業家が経営する会社が運営しているSNSです。女性起業塾も行っていて、その卒業生も多く、リアルでの交流が非常に盛んである、参加者の属性が比較的似通っている(20代後半〜40代後半までのキャリア女性が多い)などの特徴が挙げられます。
女性だけなので安心、友人になりやすい、向上心のある女性が集まっていて前向きな話ができるなど、女性の週末起業家がビジネスを始めるのに最適です。
ninaさんが日記で何気なく「今までの経験やキャリアを活かして、お片付けプチセミナーをやってみようかな。興味ある人いますか?」と書いたところ、「是非やってほしい」とのコメント書き込みが殺到し、mayuさんと協力して、2007年10月末にセミナーを開催することが即決しました。
今後の展開としては、片付け、整理収納の苦手な働く女性のためのポータルサイト、「楽カジドットコム」を運営し、参加者の活発な意見交換の場を提供するとともに、関連セミナーの開催、コンサルティング、片付け収納代行サービスの提供を考えています。
【楽カジドットコム】(2007年10月末オープン予定)
http://rakukaji.com/
法人化も視野にいれ、将来的にはインテリア・片付け・収納コンサルテタントの人材育成にも広げていくとのことです。
この事例から、情報発信をしてテストマーケティングをやってみることの重要性がおわかりいただけたと思います。
また、関連のポータルサイトを立ち上げ、SNSからポータルサイトへ誘導して、ビジネスを 拡大していくのも有効な方法です。
B自身をブランド化する
コーチングで週末起業を行っている「やっしん」さんは、2007年6月からwizli(ウィズリ)というSNSでほぼ毎日日記を書き、顧客獲得に成功しました。
コーチングは、たとえば企業の管理職の方がどうやって部下のやる気を出させていくかについて、コーチとクライアント(この場合は管理職の方)がセッションを通して、答えを見つけていく手法のことです。
ウィズリは、役職者をメインターゲットに考えたビジネスSNSですので、コーチングのクライアントを見つけるのには最適です。
「やっしん」さんが日記を書く目的は、コーチングの良さを多くの方に知ってもらうためと、自身のコーチングスキルの復習をするためです。
コーチングに関するスキルを、日常の出来事の中にうまく取り入れて、コーチングを知らない人にも分かりやすく解説しています。
マイウィズリ(マイミクと同機能)に、感じたことや考えをコメントしてもらい、更なる気づきが引き出され、気をつけないといけないことを学んでいます。
情報を発信することで、まさに発信した情報が厚みのある情報に変化していくことを実感しているとのことです。
今後は、コーチングに関係して必要になってくる心理学やNLPなどについても掲載して行くと同時に、継続してクライアントの獲得にも人力していくとのことです。
この事例から情報発信および自己開示をして、自身をブランド化していくことの大切さがおわかりいただけたと思います。
4.SNS利用時の注意点
3つのSNSを紹介しましたが、実際には数え切れないほどのSNSが存在していて、それぞれ 利用規約があります。最低限の規約を守って参加するようにしましょう。
自身で規約を決めて自由にSNSを運営したい場合は、インストール型のSNSが最適です。代表的なSNSとして、OpenPNEがあります。
ここまで見てきましたとおり、SNSを目的別に有効活用して、週末起業を加速させる方法がおわかりいただけたと思います。
週末起業を成功させる人の特徴として、行動が早い点が挙げられます。あなたも早速SNSに参加して、情報発信を始めてみてはいかがでしょうか!
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